基礎代謝と肥満は密接な関係あります。肥満とは体脂肪（内臓脂肪や皮下脂肪の中性脂肪）が過度に増大した状態を言います。


基礎代謝が低いと、余ったエネルギーがどんどん脂肪として体内に蓄積されていくため肥満になりやすく、逆に、基礎代謝が高くなると太りにくくなります。


一般的に、筋肉量が少ないほど基礎代謝が低くなりますが、体温が３５．９℃以下、血圧が低い、月経不順や冷え性、疲れやすく、疲労回復しにくい、あまり汗をかかない、肩こりや腰痛がある、顔色が悪い、普段、あまり体を動かさない、少量の食事ですぐ太るような人も、基礎代謝が低い傾向にあるといわれています。



基礎代謝が高い人は、これと逆の状態にある人で、筋トレやストレッチングを行って筋肉量の多い人などもこれに該当します。



基礎代謝を上げるには、なによりも、体に筋肉をつけることです。そのためには、筋肉は収縮するが動きが少ない静的運動、すなわち、体を固定して行う筋トレやストレッチングなどが効果的です。



ただし、基礎代謝を上げるだけでは肥満解消には限界があります。肥満を解消するためのダイエットには、有酸素運動を行って体脂肪を燃焼させることも必要なのです。


太るメカニズム